コロナ後の中国ECコマース〜ショッピングライブが熱い
こんにちは、アミミです。
新型コロナ後、激変した中国のECマーケット情報をご紹介します。
記事の信憑性を語るのに、私自身の経歴を少しお話させていただきます。
中国駐在歴6年、その後も中国とのビジネスを20年以上続けてきました。
コロナで中国には数ヶ月行っていませんが、知り合いからホットな情報をアップデートしてもらっています。
もくじ
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コロナ後、ショッピングライブが熱い!
新型コロナ後の中国で、もっともホットなのは、ショッピングライブです。
タオバオや京東などの有名モールで、ライブ動画を流しながら、ECサイトで販売するスタイル。
テレビショッピングとECサイトが1つになった新しい販売方法です。
洋服や靴、食料品はもちろん、家電から不動産までショッピングライブで販売する熱狂ぶり。
自粛ムードが解禁され、外出できるようになってもなお、そのブームはますます盛り上がりを見せています。
一晩で数億円売り上げるライブ
ショッピングライブの基本は、インフルエンサーが登場し、ECサイトで販売している商品を次々と紹介しながら、ECサイトでの購入に誘導します。
有名インフルエンサーともなれば、1晩で4〜5時間かけて40種類もの商品を次々と紹介し、数千万元(数億円)を売り上げるほどの盛り上がりぶり。
大手家電メーカーの蘇寧は2020年5月、アプリやWECHAT、ライブショッピングなどで販売を強化。
その結果、連休中の1日間で2億元(30億円)もの売上を達成しました。
すごい勢いですね!
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日本でもライブ?
日本の場合、ショッピングライブというとテレビショッピングですが、中国型のECモール主導のショッピングライブは日本で流行るのでしょうか?
自粛期間中、YouTubeを始めとした動画配信が急増しました。
実店舗が閉店している中、アパレル企業ではインスタライブを始める会社も多数。
インスタライブでは、ショッピングはできないものの、閉店中のお店の中から商品を紹介したり、お洋服のコーディネイトを説明したり。
インスタライブを視聴している消費者は、インスタライブで気に入った商品をECサイトへアクセスして購入するという流れです。
動画ブームとECサイト。
どちらもコロナ後の消費者行動の主流。
日本でも中国型のショッピングライブが導入され、盛り上がると思います。
中国の消費動向、注目です。