中学受験出題小説2 「屋上のウインドノーツ」小中学生の読書感想文にもおすすめ

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受験
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中学受験の入試に出題される小説は、良書が多いので、娘にもよく勧めます。
先日紹介した、椰月美智子著「14歳の水平線」や森絵都著「クラスメイツ」など、子供だけでなく大人が読んでも面白く、今どきの中高生がわかるのも魅力です。
この夏読んだのは吹奏楽部が舞台の高校生の青春小説、「屋上のウインドノーツ」。
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中学入試に出題「屋上のウインドノーツ」

第22回松本清張賞受賞作、額賀澪著の「屋上のウインドノーツ」。
成城中学、高輪中学など複数の中学入試で出題されています。
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あらすじ

引っ込み思案の少女・給前志音は、中高一貫校から公立の高校に進学。
親しい友達もできず、自分に自信もなく、お昼時間は一人で屋上で過ごしています。
他界した父親の形見のドラムを自己流で叩いている志音が屋上でドラムのリズムを刻んでいるのを見て、吹奏楽部部長の日向寺大志が入部を勧めます。
大志と2人で演奏した志音は「一緒に演奏することの楽しさを感じ、変われるかもしれない」という期待をもって入部。
弱小クラブの彼らが「関東東大会に出る」を目標に頑張り、これまでのコンプレックスを乗り越えて変わっていく姿が、吹奏楽の演奏とともに描かれています。
高校生である彼らの心情の変化と演奏曲のメロディーとリズムが重なって、五感で感じられる清々しい小説でした。

感想文にもおすすめの小説

この本の魅力は、自信がなくて極端に引っ込み思案な引きこもり寸前の主人公、志音が部活とその仲間によって、自分のやりたいことを見つけ、仲間と一緒に目標に向かって練習に励むという、思春期の心の成長を爽やかに描かれているところです。
主人公たちの心の動きが細やかに、そして鮮やかに書かれているので、気持ちの変化を問う入試問題としても適するのでしょう。
そして、志音や大志の成長に自分自身の経験や思いを投影できやすく、読書感想文用の題材として最適です。
小学校高学年から高校生まで幅広い学年で読みやすい小説です。

我が子に読んでほしい

物語の終盤、目指した結果を出せずに落ち込む志音に母親が声をかける場面があります。
「あんた経験ないもんね。頑張って頑張って、汗水垂らして練習して、それでも思った通りにいかないなんて」
「部活なんてしたことなかった。習い事だって続かなかった。学校の行事だって、どこか離れたところで頑張るみんなを見ていたんだ。羨ましいと思いながらみていたんだ。」
そんな志音が、吹奏楽の練習を頑張った。
『「志音、あんたさ。なんで頑張ってたの。」
「変わるかもしれないって思ったの。今度こそ、何かが変わるんじゃないかなって」』
結果がでるかどうかもわからなくても、ただ頑張る。そんな経験を我が子に是非して欲しいと思い、娘にこの本を勧めました。

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